日本人が海外でもっとも多く遭遇するトラブルは「窃盗」の被害です。

外務省の2015年海外法人援護統計の事件別内訳によると、窃盗被害が全体の約4分の1を占めており、窃盗被害にはスリ・ひったくり・置引などが含まれます。

しかし、窃盗被害は防犯に対する意識と対策で防ぐことも可能です。

海外旅行を楽しく過ごすためには防犯意識もしっかり持ち、事前に予防策を立てることも重要です。

今回は、海外旅行で窃盗トラブルに巻き込まれないための、パスポートや財布など貴重品の携帯方法や防犯グッズをご紹介します。

 

日本人旅行客は窃盗に狙われやすい?

窃盗の被害にあった理由として「気を抜いていた」というのが多いようです。

その他「外国人に比べて日本人は狙いやすいと思われているから」、「現金や貴重品を盗まれやすい場所に置いていたから」などがあげられます。

治安のいい日本で暮らす私たちは、普段の防犯意識がとても低いといわれています。

ジーンズの後ろポケットにスマホや財布を入れていてもスリ被害にあうことがほとんどないのは日本くらいではないでしょうか。

また、日本人は現金主義が多く多額の現金を持っている、カメラやスマートフォン、タブレットなど高価な機器を持っている可能性が高いと思われていることも覚えておきましょう。

▼こちらもチェック

海外旅行中にスリ被害に遭いやすい人の特徴と12の防犯対策

 

出発前に現地の治安情報を確認

渡航先が決まったら、外務省の海外安全ホームページなどで現地の治安情報を確認し、窃盗被害の多いエリアなど、事前に確認するようにしましょう。

また、スリの手口を把握しておけば気をつけるべきポイントがわかります。

「領事サービスセンター(海外安全担当)」では、安全対策の注意事項をまとめた各種パンフレット・小冊子などの資料を無料配布しているので、不安な方は問い合わせてみるといいでしょう。

外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)

 

出発前に準備しておくべき防犯対策

バッグや財布は目につきやすいブランド物は避け、小さいポーチやカードが入るくらいの小銭入れなどを用意し、クレジットカードは2枚ほど用意しておくと安心でしょう。

クレジットカードのほかに現金を持ち歩かない方法として、海外用プリペイドカードを用意しておくのも一案です。

見た目はクレジットカードのようですが、キャッシングの機能はなく、あらかじめチャージしておいた金額だけ利用できます。

クレジットカードのダミーとしても使え、万が一スキミングされても被害を最小限に抑えることが可能です。

海外では身分証明書としてパスポートの提示を求められますが、原本ではなくコピーでもOKのところもあります。

ただし、中国など常にパスポートを携帯していなければならない国もあるので、事前に確認しておきましょう。

パスポートと同様に海外での身分証明として活用できるのが「国外(国際)運転免許証」です。

国際免許の発行方法は各自治体によって異なりますので、各都道府県の運転免許センターか警察署に問い合わせてみてください。

▼こちらもチェック

海外でレンタカーを利用する際の基礎知識と注意事項

 

盗難が起こりやすいシチュエーション

日本では特に気にしていないシチュエーションや、何気なく行っているようなことが、海外旅行中にトラブルを引き起こす可能性もあります。

まずは、盗難が起こりやすいシチュエーションについて説明します。

テーブルの上に物を置く

レストランやカフェでの置引には注意しましょう。

見知らぬ人が何か大きな地図や新聞などをかぶせてきて、「道順を教えてほしい」などと話しかけ、注意が地図などにそれた瞬間にテーブルの上の携帯や財布などを持っていくという手口があります。

他人との距離が近い

不用意に距離を詰めてくる人には気をつけましょう。

スーパーのレジやチケット売り場などで、後ろに並んでいる人が不意に近づき、バッグの中の財布や携帯を盗んでいくというケースもあります

また、こういったことを未然に防ぐため、以下2点は最低限心がけるようにしましょう。

レジ前で注意すべきポイント

かばんのファスナーを閉めておく。

貴重品を分かりやすいところに入れない。

・人が多いイベントやお祭り

人出の多い場所では、混雑やどさくさに紛れて盗みを働く人もいます。

また、いかにも観光客といった身なりや行動をしていますと、スリの対象になりやすくなります。

 

防犯グッズの紹介

セキュリティーポーチ・ウエストポーチ

貴重品を持ち歩く際は、できるだけ肌身から離さないことが大切です。

泥棒はターゲットの隙を狙っているので、とりにくいと思わせることが重要なポイントになります。

パスポートや予備のクレジットカード、両替用の現金などの携帯には、服の内側に安全ピンで取り付けられるセキュリティーポーチやウエストポーチが便利です。

足や腕に巻きつけるタイプもあるので、行く場所や用途によって使い分けるとよいでしょう。

こちらもチェック

海外旅行中に犯罪(盗難、スリ、置引、スキミング、車上荒らし)被害を防ぐ防犯対策

ネックストラップ

写真を撮ったり地図を見たりと活躍することの多いスマートフォンやカメラなどは、現地で高く取引されるためとても狙われやすいです。

常に自分の視界に入るよう、ネックストラップを活用し首から提げたり、ワイヤーなどでバックや服とつないでおくなど工夫するとよいですね。

財布用チェーン(ウォレットチェーン)

財布をポケットなどに入れて持ち歩きたい時にはチェーンを取り付けておきましょう。

1本だと切断される可能性がありますので、2本以上取り付けることが好ましいです。

TSAカードキーロック

TSAカードキーロックというのは、カードで施錠する南京錠のことです。

クレジットカードサイズのカードが鍵になっているため、財布に保管することができます。

暗証番号を覚えたり、鍵を持ち歩いたりする必要もなく便利に防犯力を高めることができます。

防犯ブザー

万一のために持って歩いた方がいいのが防犯ブザーです。

最近では、見た目には防犯ブザーに見えないかわいいものも多数出ていますので、そういった製品を選んでみてもよいでしょう。

ただし、バッグやスーツケースの中で誤作動して鳴らないよう、取り扱い方法はあらかじめ念入りにチェックしておきましょう。

スーツケース用ベルト

スーツケースについている鍵だけでは簡単に開けられてしまう可能性がありますが、ベルトをつけておくと補強されるので荷物を盗まれる危険性が下がります。

スーツケースはホテルに荷物を置いておく際の金庫代わりにも使えますので、鍵とベルトの二重ロックにしておきましょう。

 

海外旅行保険に加入する

万が一に備えて海外旅行保険に加入するのも、おすすめです。

盗難などの被害はもちろん、現地で買ったものが壊れてしまったときのショッピング補償がついている保険もあります。

▼こちらもチェック

海外旅行保険3つの加入方法

海外旅行保険各社の特徴と比較

 

まとめ

楽しい旅を実現するためには、自分の身を守ることも大事です。

そのためには、多少面倒かもと思うような対策もしておくに越したことはありません。

海外旅行を計画している方は、防犯を心にとどめてパッキングや情報収集をしてみてください。

 

▼こちらもチェック

海外のホテルに荷物は置きっぱなしにしない! 防犯対策でするべきこと7項目

海外旅行中に犯罪(盗難、スリ、置引、スキミング)被害を受けた場合の対処方法

国際線受託手荷物(預け荷物)の注意点(個数、サイズ、重量、超過料金)

海外旅行で必ず準備すること11項目

 

にほんブログ村 旅行ブログ 旅行情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村テーマ 旅行情報局へ
旅行情報局


旅の知識・楽しみ方ランキング

スポンサードリンク